【I】
問1 問2 基本問題。いずれも分子なので分子間力が働く。似た構造の分子なら分子量が大きいほどファンデルワールス力は強く働くので, 沸点に関して
が成り立つ。
しかし,
したがって,
問3 カルボン酸のカルシウム塩とフッ化水素酸の反応をまず考えると,
自然界でホタル石として安定に存在できるのだから, 水には難溶だということが分かる。
(水に可溶であれば、雨による降水によって溶けるはずだ。)
フッ化水素酸はフッ化水素の水溶液なのだから, 人体に有害な
ちなみに体内に入ってしまったらどうなるのだろうか。参考までに, フッ化水素酸による化学熱傷の症例に関する話を引用しておく。
フッ素イオンは組織中の Ca イオンと結合して不溶塩(CaF2)を形成し組織の Ca イオンの欠乏を引き起こす.このため細胞の膜電位が変化し、神経終末から K イオンが放出されて激痛を生じる.またすべてのフッ素イオンが不溶塩になるまで組織傷害は続き、腱、骨膜、骨にも傷害を起こすことが知られている.(略)治療において最も重要なことは、早期に十分な水洗を行うことである.最低30分以上は行う.また指趾では爪下にフッ化水素が残留するのを防ぐため爪切りも重要である.次に、フッ化水素イオンを不活化させる必要がある.組織内の Ca イオンの不足に対し、Caイオンを補給することで全てのフッ化水素イオンを不活化し、深部への浸透を防止するとともに組織の Caイオンの欠乏も改善する.
【II】
問4
上の平衡式において,
さらに
問5 [
これを[
さらに
よって,
問6
アンモニアの
2 つ目の = は水のイオン積
さらに,
この 2 式を ① に代入