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高校化学の問題演習におけるケアレスミスを減らしたい

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合格最低点付近に受験者がひしめく!入試の1点は大きい

生徒の回答を見ていると、「計算ミス」や「ケアレスミス」による間違いというのを

1日に1回は必ず見る。

これが練習の場であるならまだいいが、入試でやらかすとたまったものではない。

ネットで「合格者最低点周辺 人数分布」で調べてみると、ある画像が HIT する。 

そのなかのあるサイトの引用を紹介する。

関西大の入試ガイドには次のような文言が掲載されています。「2012年度一般入試学部個別日程「全学部日程」の商学部では、合格最低点(286点)の上下10点幅に560人も分布しています。また、合格最低点の上10点幅には、合格者全体の約22%が集中しています。「1点の重み」を意識して、確実に得点を積み重ねることが、合格への近道と言えるでしょう。」

開成教育グループ

ぎりぎり挑戦ラインで挑む大学であれば、合格最低点付近の点数を取ることは十分にあり得る。

そんな中でほんのちょっとのケアレスミスをしてしまうと、

不合格になるなんてことは珍しい話ではない。

ケアレスミスを無くす必要性が感じられると思う。

ではどうやって無くすのか・・・

いかにしてケアレスミスを無くすか

 

あなたがやること

あなたがどんなケアレスミスをするかを分析して、二度同じ過ちを繰り返さないように意識する。

以上。

単純のようだがそれだけだ。

どんなミスを自分がするかを理解しないと、必ず(ほぼ無意識的に)同じミスを繰り返す。

そして問題演習をする前に「ケアレスミスをしない」と念じてやるようにする。

念じなくてもミスしないようになれば一人前だ。

ここで、どんな種類のミスがあるか、いろいろ具体例をあげておこう。

おそらくは以下に挙げるもののうち複数が要因になっていると思う。

ケアレスミスの種類

① 小学生時代の単純計算ミスの引きずり

$$6+8=12$$
$$4 \times 6 = 26$$
$$16-9=5$$

② 方程式で未知の文字が右側にあるときの処理

$$P V = n R T$$
これを $n$ について解いて
$$ n = \displaystyle\frac{R T }{P V} $$

③ 分数の掛け算における「分母と分子の約分」の錯覚

$$\dfrac{\sqrt{2}}{3} \times \sqrt{2} = \dfrac{1}{3}$$

④ 小数点の処理の見落とし

$$ 4.4 × 5 = 220 $$ ※ 先に $44 \times 5 = 220 $ をしたのだが、その後の小数点の処理を忘れている。

⑤ 科学的表記法への変換時のミス

$$ 0.0020 × 10^{3} = 2.0 × 10^{6}$$

⑥ 繰り上がり、繰り下がりの処理

⑦ 小数の掛け算を筆算でした際の小数点の打ち間違え

⑧ 積の等式と比の計算の混同

$$ 7 ・ x = 3 ・ 5 $$

$$3x = 35 $$

$$x =\displaystyle\frac{35}{3}$$

他にもミスのパターンはあると思うが、

一体自分がどういうタイプのケアレスミスが多いのだろう?と自問自答してみるとよい。

その分析が出来たらどこかにメモをとっておいてひとつづつ意識して克服していこう。

そうすれば化学だけでなく、数学や他の理科の科目でも相乗効果が期待できる。

ぜひ実践してほしい。

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